医療法人デンタルクリニックたかはし



発症時期 

○毎年、12月に入ると流行し始める。
○1~3月頃までが最盛期で、4月になると収束する。
○空気が乾燥している時期(くしゃみや咳が出る時期)にかかりやすい。
※以前からインフルエンザ予防には予防接種(新型にはあまり効果がない)、最近では歯磨きも有効と言われていますが、両方行っていてもインフルエンザにかかる人はいます。

感染経路

第一ステップ

 飛沫(ひまつ)感染・接触感染により鼻や口、若しくは両方を通じて上気道粘膜(鼻腔・咽頭・喉頭)に付着する。(この時点では感染しない)

第二ステップ

 特にお口の中が不潔な状態である場合、多くの細菌や酵素が存在し、その中の酵素(プロテアーゼ)が体内に入りやすいようにインフルエンザウイルスの形を変え、細菌が形を変えたウイルスを上気道粘膜までサポートし付着する。(体内へ入って行き感染する)

 鼻毛で覆われているため、ウイルスは簡単に上気道粘膜へ到着できない。
 鼻を触ったり、ほじったりする頻度が高いと、鼻毛で止まっていたウイルスは奥へ押し込まれ上気道粘膜に到達する。

 鼻と違い、防御するものがなく、歯・舌・粘膜に付着し、上気道粘膜へ行きやすい。
 口の中で占める割合は、歯の面積が25%、歯以外の場所が75%であるため、歯よりも歯以外の場所(粘膜・舌)」に付着している。

予防

 第一ステップ、第二ステップを防ぐためには、インフルエンザウイルスが上気道粘膜へ到達しないように、その手前の段階で防がなければなりません。そのためにはお口の清掃を念入りにする必要があります。

 自分のお口に合った歯ブラシ・自分の歯間のサイズに合った歯間ブラシ・フロス・研磨剤の入っていない歯磨き粉(泡立つと磨いた気になるため)

 自分に合った舌専用ブラシ・ガーゼ・モアブラシ

粘膜

 ガーゼ・指サック(先に凹凸の付いたもの)・モアブラシ

注意事項

○バスや電車のつり革、ドアノブ、スイッチなどを触った手で、口や鼻を触らない。
○マスクを捨てる時は、耳の部分を持って捨てる。
○毎日の手洗い、うがいを忘れない。(特に外から帰った後)

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