規則正しい生活習慣と言えば、早寝早起き、バランスの摂れた食事ですが、もう一つ大事なことは姿勢です。
年齢と共に骨と骨の間にある軟骨が磨り減り体が徐々に前傾姿勢(いわゆる猫背)になってきたり、骨盤が開いてO脚になってきたりする傾向が見られます。
しかし、高齢者でも背筋が伸びて姿勢が良い方もいれば、若くても猫背やO脚の方もいます。
姿勢は、骨密度や年齢による衰退の差はありますが、生活環境は勿論、自分自身がどれだけ体を意識して生活しているかで大きく変化していくことが考えられます。
姿勢の悪い方は、自分の体についてあまり意識することがなく、特に自分で気付くことが難しく、日常生活における姿勢は周囲から分かり辛いところがあり、悪習癖になってしまいます。
見た目で分かりにくい原因の一つに噛み合わせがあります。特に片噛みは、歯の根の部分に負担をかけるだけでなく、噛む面を磨り減らすため、片側が磨り減ると徐々に左右均等に噛むことができなくなり、その結果、磨り減った側にアゴがずれ、時間と共に体へ影響を及ぼすことでゆがみが生じ、徐々に姿勢が悪くなっていきます。
悪い姿勢によって内臓や関節に負担をかけてしまうこともあるため、これからは少しでも自分の体について意識していくことが大切です。
姿勢を意識していく上での注意点
◎悪習癖全般
◎片噛み
◎同じ側での腕組み、足組み
◎立っている時の足のクロス
◎土踏まず部分に隙間があるシューズ
◎同じ肩側に鞄をかける
◎椅子での食事で、地に足が着いていない
◎背丈の合っていない机、椅子
◎食事中の肘つき、休憩中の肘つき、テレビを見ながらの肘つき
◎同じ方向からの荷物運び、同じ側への荷物運び
◎長時間のデスクワーク