『食後にスイーツ!』、『スイーツは別腹!』、『スイーツは食べると癒される・・・』、『スイーツは疲れが取れる!』といった理由で、ついつい甘いスイーツを食べてしまってはいないでしょうか。また、休憩のおやつとして食べる方も多いと思います。実はこのスイーツが老化を促してしまっているという報告があります。
甘い物の主成分である糖分は、体内のタンパク質と結びつき易く、老化を促進させる物質(AGEs)を増やしてしまいます。この物質が身体の中で増加すると、肌の弾力が失われて老廃物が溜まり、肌に黄ばみが出やすくなってきます。
老化を進める食べ物
『糖質が多い物・火を通している物・タンパク質が多い物』などが組み合わさったときは、特に身体の中で糖化(コゲ)が起こりやすくなります。身近な物では、焼き菓子(クッキー)・マカロン・スポンジケーキ(ショートケーキ・モンブラン)などがあります。
また、血糖値が高くなったときにもAGEsが生成されやすいともいわれ、空腹時に甘いものを食べると急激な血糖上昇を起こしやすくなるので危険です。
歯科に関しても、甘い物を食べることが多くなれば虫歯になる確率も高くなり、過剰な糖分の摂り過ぎはもちろん歯周病を悪化させることも解っています。
老化させない選び方
たまには甘い物を急に食べたくなるときもあると思いますが、そのようなときはできるだけ白い上白糖ではなく、『黒いきび砂糖や黒糖を使った物・熱を加えないヨーグルト・野菜を使ったスイーツ・生の果物など』を選ぶのがお勧めです。
老化をさせない食事のポイント
①食事の順番
食物繊維(野菜など)⇒タンパク質(お肉・魚類)⇒炭水化物(ごはん・パン・麺類など)
※食事のときは、この順番でゆっくりとよく噛むことで糖の吸収が遅くなり、血糖の急激な上昇を防ぐことができます。
②食材はできるだけ旬の物を使用する
旬の食材を使うと素材の風味が豊かなので、色々な調味や調理をしなくても、その物本来の味が楽しめて美味しく食べることができ、更に食材の酵素を身体の中に活かすことができます。
③炭水化物・糖質は、元々が黒っぽい色の食材を選ぶ
米なら玄米、パンならライ麦パン、砂糖なら黒糖などを選ぶことで同じ糖分ですが、血糖上昇を緩やかにし、身体に脂肪がつきにくくなります。
④色の濃い野菜を選ぶ
植物の色はポリフェノールという抗酸化成分で、身体を酸化(サビ)しにくくします。