例年、花粉症に悩まされている方は大勢いると思いますが、年々その数は増加し、日本人の3~4人に1人の割合でいると考えられ、今や国民病と言っても過言ではありません。その花粉症患者さんの中でも、特定の果物や野菜を食べると唇・口の中・喉にかゆみやイガイガするような症状が現れる方がいます。
このような症状が出る方は、口腔アレルギー症候群と言われ、花粉症患者さんの10人に1人の割合で発症すると言われています。
口腔アレルギー症候群の主な症状は、唇・口の中・喉のかゆみ、腫れ、閉塞感、喉のイガイガ感だけでなく、咳や喘息、呼吸困難、腹痛、下痢、じんましんなどを引き起こす場合もあります。更に、激しい場合には、急激に血圧が低下して意識がなくなるアナフィラキシーショック状態に陥ることもあるため、軽度・重度にかかわらず、花粉症の方は口腔アレルギー症候群について把握しておく必要があります。
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平成31年4月5日更新