医療法人デンタルクリニックたかはし





 最近、ストレスや活性酸素という言葉をテレビや雑誌等でよく目にする機会が多くなってきましたが、普段私たちの体内では、色々なことでストレスがかかったり、激しい運動を行った際に活性酸素が発生しやすくなっています。
 活性酸素は、紫外線や大気汚染、農薬、食品添加物、タバコなどの様々な条件でも発生します。これらの活性酸素を放置しておくと、私たちの体は、細胞レベルで様々なダメージを受け、その結果、老化・しみ・しわなどの他、がん・動脈硬化・糖尿病・認知症・白内障といった病気の引き金になると言われています。そして、生活習慣病の90%に活性酸素が関係しているとも言われ、『老化の原因は活性酸素である』と言う学説もあります。このような活性酸素による体へのダメージを『酸化』と呼び、『体のサビ』とも表現されています。
 また、食事から摂る糖分(ブドウ糖・果糖)と体内のタンパク質が反応し、タンパク質本来の機能を低下させてしまう現象を『糖化』と呼び『体のコゲ』とも表現されています。糖化による糖化産物(AGEs)の生成と蓄積は、肌の老化・骨質の低下・動脈硬化・糖尿病の合併症を引き起こすほか、タンパク質に関わる多くの臓器が障害を受け体へのダメージを与え、体全体の老化につながると言われています。
 『糖化』の原因には、糖分の過剰摂取、野菜・果物などの不足、運動不足などがあげられます。

『酸化』、『糖化』のダメージを防ぐには・・・

抗 酸 化
○酸化の原因を減らす
 ・ストレス、タバコ、紫外線、放射線、食品添加物などをできるだけ避ける。
○抗酸化物を摂取する
 ・野菜、果物に含まれるビタミン・ミネラル・ポリフェノール類は、活性酸素の害を防ぐので、 バランスよく摂る。
 ・色々な種類の抗酸化物質をバランスよく摂取することで、相乗効果が期待できる。
○無理をしない程度の適度な運動を行う
 ・ウォーキング・ストレッチ
抗 糖 化
○糖を摂り過ぎない
 ・適正なカロリー摂取を心がけ、余分な糖分を摂らない。特に、異性化糖(清涼飲料水)に注意する。
○血糖値を意識する
 ・朝食抜きは、血糖値の急上昇を引き起こしやすい。食べる順番が大切(野菜→タンパク質→炭水化物)
○抗糖化物質を利用する
 ・ハーブの中には、体内の糖化反応を抑える働きがある。

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